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茨城県立緑岡高等学校「バンクーバー研修」の事前研修を実施しました


4 質の高い教育をみんなに

10 人や国の不平等をなくそう

17 パートナーシップで目標を達成しよう

澳门英皇赌场_澳门现金网-官网では、2020年度より、茨城県立緑岡高等学校の短期海外留学プログラム(バンクーバー研修)の事前研修を受託してきました。2023年度は、18人の高校生が、2024年2月に実施される10日間の研修に参加します。

富田学長が、まず自身の留学体験を披露。積極的に自らの意見や考えを伝える姿勢の大切さを力説しました。

本年度の事前研修では、昨年度と同じ「多文化共生」をテーマに、12月25日(月)と1月12日(金)の2日間で実施され、本学の4人の教員が講義を提供しました。

最初の講義では、富田敬子学長が「カナダの民族多様性を歴史から紐解く~先住民族と移民が築いた国」をテーマに、多様な民族的ルーツをもつ人々が現在のカナダを形成するまでの長い歴史を概説。高校生は、移民や難民を積極的に受け入れるカナダの背景について理解を深めましました。

深松助教は、カナダとアメリカの共生社会が直面する課題から、日本が目指す共生社会のあり方を問いかけました。

2つ目の講義では、深松亮太助教が「北米地域の多文化主義と『人種』の歴史: 揺れ動く『共生社会』」と題し、「多文化主義」を世界に先んじて掲げたカナダの今を、アメリカ社会と比較しながら紹介。差別を生まない社会をどう創るか、「平等」と「公平性」をキーワードに高校生に問いを投げかけました。
3つ目の講義では、「茨城で考える『多文化共生』とは? ~ 外国人材に依存する特定産業分野と地域の課題」をテーマに、北根精美教授が、はじめに「文化」を捉える枠組みを概説。次いで、地元茨城の特定産業が外国人材に依存している現状に触れ、茨城における「多文化共生」について課題を提起しました。

在留外国人の出身国構成の特徴から、コミュニケーションの鍵は「やさしい日本語」と伝える飯野教授。外国人を受け入れる側の視点も広げていく必要性を共有しました。

最後の講義は、飯野令子教授による「外国人の視点から見た茨城?水戸~言葉の壁から考える『多文化共生』」。茨城県の在留外国人数が全国で10位と上位で、国籍によっては全国2位、3位と出身国にも特徴がある点を紹介。また、言語の壁を超えるツールとして「やさしい日本語」の重要性を説明し、講義後半では、秋セメスターに本学に在籍したアメリカおよびポーランドからの交換留学生、計8名と高校生がグループになり、水戸や日本の暮らしやすさ、不便さなどをそれぞれの視点で活発に話し合いました。

北根教授は、地方の基盤産業を担う外国人人口が増加している日本で、異文化の共存がどう可能か課題を提起しました。

本学の交換留学生と高校生がグループで意見交換。双方にとって、茨城の魅力と課題を見直す貴重な機会になりました。

また、最後の講義に入る冒頭、緑岡高校出身で本学コミュニケーション学科2年に在籍し、本年度秋セメスター期間、ポーランドのグダニスク大学に交換留学制度で留学している神長あこさんが、オンラインで現地から留学報告。バンクーバー研修に参加する後輩に向けて「失敗こそ留学経験の宝」と、留学の醍醐味を自身の体験談を交えて力強く語りました。神長さんの報告には、高校時代の担任の先生らも同席し、ポーランドで逞しく留学生活を送る神長さんに、大きな拍手が送られました。

留学の醍醐味は、語学力がアップするだけでなく、主体性?問題解決力が身につくこと。後輩に、失敗を恐れないでほしいとメッセージを送りました。

事前研修に参加した高校生たちが、講義や留学生との交流、先輩の体験談から学んだことを土台に、カナダや地元茨城について理解を深め、「多文化共生」の視点からより有意義な体験を得てくれることを期待しています。